ちょっと横道させてくささい。
私 初老の医師兼管理人 コロナに感染してしまいました。
面倒くさければ ➡wankoの鼻をクリックしてみてください
勤務する病院の職員同士が結婚するという「慶事」が(2022年)6月と7月に続いた。およそ、3年ぶりだ。ところが、その2件目でパーテイの参加者に多数のコロナ感染が発生した。私も感染してしまって自宅療養(「放置?」)となった。
私はワクチンはファイザーを2回接種。3回目は周囲の同僚に副作用報告が多いため延期していた。政府のコロナ対策はPCR測定の制限など、当初からの対策に不信感もあったが、近々、ノババックスを接種する予定だった。病院ではほとんどの職員が4回目の接種を行っていた。
2022.6. 病院職員同士の結婚式が3年ぶりに開催。 院長は「テストケースだな」。
会場は横並びの長いテーブルで向かい合った間にずーっとアクリルボード。
その後職員のコロナ発生なし
2022.7. 同じく職員同士の結婚式。 規模も同様。
会場は丸テーブル(6人づつ)両サイドに小さなアクリルボード、前方は空間。
2・3次会あり(秘密だったようだ)。
翌日から2・3次会参加者を中心に結局21人陽性が確認。
私は二次会不参加だったが、翌日PCRとAG検査 陰性、
しかし「暴露」から4日後,朝から「倦怠感・異常な眠気」あり、翌朝AG検査で
陽性となり療養生活に入る。
保健所の「コロナウイルス感染症療養判定サイト」で「自宅療養10日間」とな
った。登録で連絡がきた担当者に持病のことを聞いたが、判断できないようで
「とにかく登録サイト」の空欄に記入しておいてください、というだけ。私は呼
吸器の病気の既往とがん治療の既往があるので実際に診察が必要なのかな?と思
ったがそこはスルーされた。
発症 1病日 36.5℃ 朝から倦怠感とひどい眠気
咳、筋肉痛 PM 外来やってしまった
2病日 36.8℃ 抗原検査 陽性 診断確定 下痢 倦怠感ひどい
37.2℃(18:00) 右頭頂部表面?頭痛(ぴりっと)
3病日 36.3℃ 咳と痰がひどい(副鼻腔炎が増悪している?)
頭痛 頭頂部表面の頭痛 おさえるとおさまる
36.4℃ 頭痛にカロナール 300mg服用してみた
4病日 35.6℃ 咳・タンは少し軽くなったが多い(透明な粘っこい
痰)
頭痛 薬を飲むほどではないが、時々「ピリッ」
「ヒリヒリ」こんな感覚は帯状疱疹(三叉神経)に
なったとき以来
第3病日までは咳がひどく十分に眠れないこ
ともあってつらかったが食欲はあり、味覚も普通
第3病日に同居の息子(20代)が感染。激しい咽頭痛と高熱40℃。アセトアミノフェンでは全く効果なく、ロキソニン60mgで驚くほど簡単に解熱。NSAIDに関する当初の禁忌扱いは厚労省のサイトでも否定されていた。
第4病日、同居の息子また39℃。若くて反応がいいのも気の毒だ。この後、息子は「味覚が鈍くなった」と。カレーを食べて、「これ辛いんだろーね」と言い出したため亜鉛の服用(サプリ)と複合ビタミン(ありあわせ)と鼻洗浄(生食)をすすめた。
エビデンスはないが2週間で改善した。
第5病日 36.6℃ 咳と痰が続く 鼻から出ているのか気管からのもの
か?昨日からクラリスロマイシンを服用。頭痛はおさまってい
る。
youtubeで後遺症を見ている内科医の解説を聞く。審議会の何と
か教授たちよりも、患者さんをみているだけに、出来ることで
きないことを明瞭に語る。後遺症の予防に有効なものに、「鼻
うがい」というのがあるらしい。1回/日でも有効というので試し
てみよう。鼻炎もあるし。味覚や血栓ばかりでない。
この先生なら頼りになりそうだな、と思ったら、毎日朝の3時
くらいまでネットで相談受け付けているらしい(もちろん日中も
予約でいっぱい)。「20分くらい診察して、カゼと同じ扱いな
ので売り上げ700-800円というところです」と。でも、厚労
省のひどかった「後遺症対策ガイドライン」がやっと改定され
た、ので進歩はしている、という。(見たけど?)
第6病日 36.4℃ SPO2 97%(保健所のもので)
咳は少なくなったが粘っこいのが喉の奥にたまるので、喀出するの
に疲れる。当初は筋肉痛がひどかった。ぜんそく患者さんのひどい
咳で肋骨にヒビ、というのを聞いたことがある。まさにそれ。
保健所から状態調査の電話あり、元気な様なので、以後、変わっ
たことがあったら「自宅療養チームにじぶんで連絡ほしい」と。
食欲は動かない割にある。太りそうで今日は昼は抜いた。
鼻腔洗浄は昨夕から実施してみているが、痛くはないが写真の様
にはいかない。でも、すればすっきりする。
息子は 昨日夜からは高熱がなくなり、自分でランチをつくってた
べている。(家内は今日も抗原陰性。不死身だ)
第7,8病日 熱36.4℃くらい。咳と痰はあるが、喀出に苦労する
わけではない。「ガボッ」と出ることもあり驚くが。
権威者・有識者にされてしまった人たち
★テレビはもともと見ないが、暇なのでyoutubeのニュース系, コロナ系?をみている。
政府の有識者会議に出ている大先生たちは「研究もしていないし、臨床もみていない」と馬鹿にされているように あいまいな「現状」(人数)のみをモゾモゾとはなすだけ。朝のNHKラジオに毎週出る「委員」も何か月も同じことをいっている。「感染対策を徹底して、行動」だって。2年間同じことをいっている。
おまけにトップの「尾身クロン」さんが、もうお手上げ、と言い出した。「(あとは?)自己責任」というような言い方だ。
毎日TVに出て有識者の先生たち、「上がってますね」「下がってますね」じゃ、東京都の緑のオバサンとかわらない。「空気感染」という言葉を2年以上もタブーのようにしていた人たちが、横滑りして日本版CDCとかいってもおんなじだ。
最初から間違っていたのだ。間違ったことを修正できないのは科学者でない。まるで原発の保安院(事故時のトップは経済学部出身。当時の菅首相が怒ったのは当然だ)をおもわせる。あの時は東大原子力の先生たちも「科学者としての矜持」がないことを証明した。誤りを直せない国なんだ。「間違ってました」とも言えない国。間違いと分かっていても突き進む危ない国。
ただ現場で実際に患者さんを診ている若い医師たちの発言は共感を覚えることが多い。重症化した患者さんの入院をみている医師たちの話も聞きたいと思う。
というわけでこの項のタイトルは「手洗いとマスク(飛沫)、スプレー」だけを強調し、PCR検査を世界で下から2番目に制限し、(実は安価で優秀な国産)検査機器のビジネスチャンスをつぶし、「空気感染」の現実を隠していた?某国の衛生行政に対する「応援歌」です。
コスメテックコンプライアンス
クラスター発生源となった7月の結婚披露宴会場の感染対策も入口に電動のアルコールスプレーと各席に「素敵な」ウエットテイッシュがついていただけ。それでも6月の会場は換気扇のようなものが天井にたくさんあったが、7月の会場は天井がすこし高いというだけだった。
「経済」をうごかすために、感染対策(経路)をあいまいにしていたため、どこに行っても電動のアルコールスプレーと濡れテイッシュ、と顔カメラ(体温測定)ばかりが普及(この業界はうるおった)。肝心の換気は目立たない(かつコストがかかる)こともあって理解・普及していない。「1時間〇回の換気」って「窓を開ける」こととは意味が違うはずなんだけど。
第9病日 36.6℃、SPO2 97% まあ調子よい、咳と痰はあり
第10日病日 解放 後遺症は今のところなし。ただ、動かないので足
腰が弱っている。
解放されてから5日目にたまたた病院の職員検診がありついでに「抗体
価」を測定。3900AU/mlだった。ワクチン2回接種後試しにはかったとき
は20台だった。さすが本物のウイルスだと思った(mRNAとは違う。苦
笑)
院内の感染は、しばらくポツポツと続いた(他疾患での入院者も)ので、入院を一部制限。一か月後8月下旬には収束した。
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